定年3.0 50代から考えたい「その後の50年」のスマートな生き方・稼ぎ型

人生100年時代の老後は『お金・健康・孤独』の3つの問題をどう解消するかがカギとなる。」とのキャッチに関心を持って読んでみました。88歳の親と同居することで自身の30年後を毎日見ながら生活していると、特に「孤独」は重要なキーワードと感じていた為です。父の場合は妻に先立たれ、大学の同期会も一昨年で最後、年賀状も「平成が終わるに当たって卒業します」が結構ありました。長生きすればするほど、これまでの人間関係は無くなる一方なのです。
結果として、この本は「孤独」については、あまり参考になりませんでした。定年後の生活費について全く考えていない男性には多少参考になるかもしれませんが、女性の視点や、自分が介護される身になったときに子供にどれくらい残しておけばいいかという視点は希薄でした。定年後の生活について考える入門書にはなるかもと思いますが、望むらくは、実際に親を介護しつつ破産していない方々が、自身の50代、もしくはその当時の親がどう備えていたかを取材した本を読みたいと思いました。

 

定年3.0 50代から考えたい「その後の50年」のスマートな生き方・稼ぎ方

定年3.0 50代から考えたい「その後の50年」のスマートな生き方・稼ぎ方